売れてる「バカゲー」あなどるな…!
ニンテンドー3DSのダウンロードソフト『Ice Station Z』は、極地の孤島を舞台にしたゾンビもの。寒々しい土地でのサバイバルが目的のオープンワールドゲームなのですが、『売れているつまらないゲーム』?!と評判になっています。
※すでにプレイしている方は攻略情報↓もあわせてご覧ください。
チープな画面、ヤバい作り
月あたり2300万のユニークアクセスを集めるサイト、IGN。その日本版サイトの記者がアイスステーションZにこんな評価をしました。
多くの経験を積んでいるゲーマーからすればタイトル画面のフォントを見ただけで本作のヤバさを理解できると思うが、実際のところ本作はかなり出来が悪い。メタスコアも散々だし、もし私が本作のレビューをIGN Japanで書いたら10点中3点あたりをつけていることだろう(つまり、ひどいということだ)。
しかし、日本国内のニンテンドーeショップにおける購入者評価の平均は非常に高く、5段階評価の約4.5を記録している(2017年4月20日時点)。また、ダウンロード専用タイトルでは売上一位(同じく4月20日時点)を記録、全タイトルを含むダウンロードタイトルの週間販売ランキング(4月3日~9日集計)では二位を獲得し、「モンスターハンターダブルクロス」の次に位置するほど売れているのだ。引用
事実任天堂公式サイトの3DSダウンロードランキングではMHXXに次いで4位を記録。現在もまだまだ売れているようですね。(本日、2017/5/15時点)
なぜ売れているのか
500円でこのクオリティなら十分満足です。
なんなら1020円でも買うと思います。
Steamのアーリーアクセスゲーに近い印象を受けました。一回で長時間遊ぶことも可能ですし、どこでもセーブできるので、毎日ちょこちょこ遊ぶのにも向いています。
とりあえず買っておいて損はしないと思いますが、各種プレイ動画やレビュー等を参考に、購入をご検討ください。引用
どうやら低価格、かつ3DSでは貴重なボイスチャットができるところがキッズに人気なんだとか。システムも、ゾンビを倒す、PK(プレイヤーキル:プレイヤー同士で殺し合いが可能)ができる、手をふるだけで同盟が簡単に組める、簡単に知らない人とオンラインで遊べる、というわかりやすさとお手軽さがウケているようです。
寝ているところ。サバイバルゲーのひと時の休息。…のはずがミニゲーム要素があり失敗すると体力がほとんど回復せずなんてことも……ええ…。
みんな、丸太をもってUFOに乗り込もう
広いマップ。簡素なオブジェクト。念のため申し上げますと中央の人物がプレイヤーキャラです。モブとか彼岸島のアニキとかではありません。←アニキがモブだってわけじゃない。
Ice Station Z vs The Thing (1982) 🙂 #Nintendo #3DS #eShop https://t.co/vvoQSTnJUv
ゲーム内では生き残ることが目的でストーリー性はほぼみあたりません。閑散広々としたフィールドをゾンビをさけつつ探索すれば色々なモノが見つかります。乗り物、建物、中にはUFO?!が見つかったりして。筆者は映画「遊星からの物体X」が大好きでして…中々楽しめたり…楽しくなかったり(どっちだ)
シンプルな映像だからこそクラシカルな恐怖が楽しめる(?)味のあるゾンビと遭遇。派手でトリッキーな行為はしてこないので落ちついて対処しましょう。
建物内では様々なアイテムや、サバイバルに役立つものが手に入ります。そしてここでもミニゲーム。生命線の一つであるスマホの充電では、タイミング良くボタンを押す事で100%から0%の充電が可能。ヘタこくと残電力がもっていかれる謎バッテリー仕様となっております。
ピエト・モンドリアンの『赤、黄、青、黒のコンポジション』っぽい絵画(?)が壁に。こういうところが細かいですね。アイスステーションZ。チープではなくこれはもうスタイルで、自分ならではの楽しみを見つける。そんなゲームなのかもしれません!(考え過ぎ)
Ice Station Z
オープンワールドADVゲーム
1人 ローカルプレイ・インターネットプレイは8人まで
価格は500円(税込み)
公式サイト
記者FUGASHI
元編集者。今は隠遁者。実家の古書屋で気ままなゲーム暮らし。ゲームハードは一通り所持。好きなジャンルは鬼のようにライトなものから吐き気がするマニアックなものまで広く浅い。