テクニカルディレクターの堂田氏が公式ブログで
その哲学を公開。大ヒット作品は現場の何気ない
やりとりから産まれる……?!
ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドのニュース、制作秘話を伝える公式ブログでテクニカルディレクターの堂田卓宏氏が「掛け算の遊び
」というエントリーを公開されました。
「いろんなことができる」を掲げて制作された今作。現場での、まるで化学反応のようにアイデアが産み出されていった空気感が伝わってきます。例えば「壁にのぼれる」×「動くもの(風車など)にものぼれる」=「イワロックとの戦い」。敵に登って弱点を攻撃するというトリッキーで面白いシステムが誕生した瞬間だったといいます。また自由いっぱいの「オクタ風船」×「タル」×「壁にのぼれる」=「上でご紹介している画像」。スタッフが「こんなことをして大丈夫?」とざわついたというこの仕組み。思わぬバグや苦労がよぎったのでしょうか(苦笑)。しかし、困難よりも面白さを追求したスタッフさんたちのおかげで素晴らしいものが完成したのではないでしょうか。クリアやストーリーには直接関係はありませんが「やってみたい!」と思わせる楽しいアクション。この「やってみたら本当にできた!」という他のゲームにはない楽しさは、こうした現場の思想、姿勢から出来上がっていったんですね。やってみたらこんなことに!は他にもたくさんあります。まだ見ぬ景色がみられるかどうかはプレイヤー次第なのかもしれません。