2017.7.12にニンテンドーeショップから発売された3DSのダウンロードソフト『マルディタカスティーラ -ドン・ラミロと呪われた大地-』フライハイワークス、1200円(税込)は、中世ヨーロッパが舞台の横スクロールアクション。なんともイラッときそうな題名ですが(おい)…いえいえ、その中身は名(迷?)作「魔界村」を彷彿とするデザイン。彷彿というか、結構まんまな雰囲気だったりしますが…そこは愛が成せる技として大目に見てあげましょう。しかも「本家」の「魔界村」にはない、ちょっといい加減で中途半端なドットキャラクターがなんとも愛おしく感じてしまう作品となっています。それでは、具体的にどう愛おしく感じてしまうのか…一部のモンスターをご覧ください。
炎を吐く時に目を閉じてしまう臆病な性格を再現。
マンティコア。中々見ない細マッチョなデザイン。
クレイジードンキホーテ。ええと…ブリキ?
ネバネバスライムのような…この「抜け感」が素晴らしい。
植物から排出される緑の人。酸っぱい味がしそう。
セクシーさが微塵も感じられない人魚は貴重。
ちょっと頑張ってみた感のある一つ目巨人。
ボーナスステージの笛を吹く昆虫…にしては足の数がおかしい。
キャタピラー。動きはまずまずだけど顔はいい加減。
その名も「ドラガルダバズ」濁点が多いが腕は球体。
変わり果てた仲間1号(ゾンビ?)だが顔の血色はいいようだ。
鎧に身を包んだ死神。下半身を無くして味をだしてみた。
本作一番の問題児。その名も「レッドデーモンズ」
まんますぎてこれはレッドカード…?
いかがだったでしょう。なんとも味のあるドットモンスターに興味がわいてしまった方も多いかと思われます。夏といえばホラー。今作に背筋がゾッとする要素があるかどうかはさておき、レトロで魔界村への愛を感じる作品。ファンの方は是非遊んでみては如何でしょう。いがいと細かく作られていて好感がもてますよ。きっと。
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記者FUGASHI
元編集者。今は隠遁者。実家の古書屋で気ままなゲーム暮らし。ゲームハードは一通り所持。好きなジャンルは鬼のようにライトなものから吐き気がするマニアックなものまで広く浅い。